はじめに
畑で野菜を育てていると、自給自足の生活に憧れることがあります。
ハウス栽培であれば、冷房や暖房の調整で一年中適した温度を保つことができますが、露地栽培ではそうはいきません。
旬に収穫して旬に食べる野菜も格別に美味しいですが、せっかく野菜を栽培するなら、一年中楽しめる野菜も育てたいですよね。家計に優しく家族にも喜んでもらえるかもしれません。
今回は、収穫する時期や保管できる期間なども踏まえて、一年中自家栽培で楽しめる野菜を紹介します。
畑で自家栽培して一年中楽しめる野菜
ニンジン
春まき、初夏まき、夏まきと、種をまく時期が長いので、種をまく時期によって、収穫時期を6月~3月と長期に渡ってコントロールすることができます。
収穫できない4月、5月でも、3月に収穫したニンジンを新聞紙にくるむなどして冷暗所で保管すれば保存がききますので、1年中、自家栽培して楽しむことができます。
ほうれん草
冬が旬の野菜ですが、秋まきのほうれん草だけでなく、春まきのスプリングほうれん草という品種があります。
種まきの時期を上手くずらして栽培すれば、長く収穫することができますし、たくさん収穫した分は、下茹でして冷凍保存もできますので、一年中、自家栽培して楽しむことができます。
小松菜
冬が旬の野菜ですが、種をまく時期が4月~10月と長く、それに伴い収穫も1年中に渡ってコントロールできる野菜です。
種まきの時期を上手くずらして栽培すれば、一年中獲れたての新鮮な小松菜を、自家栽培して楽しむことができます。
チンゲンサイ
春と秋が旬の野菜ですが、4~10月の種まきができるので、うまく収穫時期をコントロールできれば、一年中、自家栽培して楽しむことができます。
小松菜と同様、種まきの時期を上手くずらして栽培すれば、一年中獲れたての新鮮なチンゲンサイを、自家栽培して楽しむことができます。
ラディッシュ(はつか大根)
ラディッシュは大根の仲間です。
冬の収穫はできませんが、3月から10月まで種まきができますので、春から年内までの間収穫して楽しむことができます。
ねぎ
ねぎも小ねぎや太ねぎなど種類が多くありますが、品種によっては、春や秋に種をまいたら一年中収穫することができます。
小ねぎであれば、収穫後に刻んで冷凍保存することもできますので、収穫できない時期があったとしても、一年中、自家栽培して楽しむことができます。
玉ねぎ
収穫時期によって、早いものから極早生・早生・中生・晩生と品種が分かれています。収穫時期は品種によって3月~6月と異なりますが、玉ねぎは冷暗所に吊るしておけば長期間保管がきく野菜です。
晩生品種を上手く保管できれば、6月に収穫して年をまたぐこともできます。
品種を分けて栽培すれば、一年中、自家栽培して楽しむことができます。
家庭で一年中栽培するなら水耕栽培!
かいわれ大根、ブロッコリースプラウト、もやし、豆苗などは、畑でなく家庭で水につけて栽培することができます。
家庭であれば、一年通して暑すぎず寒すぎずの環境でいられるので、野菜が育てやすいのではないでしょうか。
最後に:畑や家庭菜園で自給自足にチャレンジ!
今回は、一年中楽しめる野菜に絞って紹介しましたが、種まきや収穫のタイミングを調整したり収穫後に適した方法で保管できれば、長く楽しめる野菜はたくさんあります。
畑でなくても、家庭菜園で小さく始めることもできますので、まずは好きな野菜や育ててみたい野菜にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
何から育てれば良いか迷ってるという方には、葉物野菜がおすすめです。
完全に成長していなくても若い内から外側の葉っぱだけ収穫する等といったことができるので、長く楽しむことができます。
ぜひ、お試しあれ!