はじめに
市民農園での栽培記録です。
今回は、栽培が簡単で栄養も豊富なエシャレットです。
種球の植付けから収穫までの栽培方法や育て方について紹介します。
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。
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エシャレットの基本情報
エシャレットは、若採りのらっきょうの事を指します。
中国原産のネギ科(ユリ科)の野菜です。
エシャロットと混同されることも多いのですが、エシャロットは小型の玉ねぎを指します。
エシャレットは球根から育てます。
ホームセンターで購入しましたが、パッケージに小さく「らっきょう」と書かれていることから、品種としてはエシャレットもらっきょうも同じであることがわかります。
栽培記録
土作り・肥料
しっかりと耕し、牛糞堆肥を混ぜました。
pHは5.5〜6.0が目安です。一般的な野菜と比べて少し酸性よりなので苦土石灰はあえて混ぜずに土づくりを行いました。
球根の植付け
9月初旬に植付けを行いました。
購入した球根は約200gと記載があります。
取り出して数えてみると18個の球根が入っていました。
まずは畝に並べて、植付けの間隔を整えました。
条間は20cm、株間は10cmあれば十分です。余裕があれば、3列植えも可能です。
ただ、のちに土寄せが必要となります。
畝の外側ぎりぎりには植え付けない、畝の植付け箇所を低めに作って外側からの土寄せを楽にする等の工夫をしながら、植付け間隔を決めましょう。
間隔を決めたら、植付けを行います。
先っちょが見え隠れするくらいまで植えつけます。
らっきょうとして育てる場合は浅植え、エシャレットとして育てるなら深植えします。
土を被せて日光を遮ることで、きれいな軟白のエシャレットに育つためです。
植付け後の写真がこちら。
先がちょっとだけ出ているのがわかるかと思います。
水やり
植付け後の水やりは忘れずにあげましょう。
その後の水やりですが、あまりに乾燥がひどいようでしたら水をあげた方が良いですが、晴れの日がずっと続くことはなかったため、今回は自然に任せっきりでした。
特に冬は乾燥していた時期も多いですが、自然任せで立派に育ってくれたので、乾燥には強い作物のようです。
土寄せ・追肥
植付けから2週間後、約10cmほどの芽が出ていたので、追肥を行うと共に、土寄せしました。
エシャレットは早ければ11月から収穫ができます。
収穫の1か月前までにはしっかり土寄せしておく必要がありますので、日頃からこれでもかというくらい土寄せをしておくと、きれいな軟白の箇所が多いエシャレットに育ちます。
いつ収穫してもいいように、頻繁に土寄せを行いました。
だんだん葉っぱが生い茂っていく様子も見て取れます。
10月:2度目の追肥と土寄せを実施。これ以降追肥はしていません。
11月
12月
ちなみに、植付けから1か月弱、草丈も高く成長していたところで、いくつかの株がとう立ちしていました。。ねぎ坊主のようなものがニョキニョキと生えていました。
少し焦りましたが、カットすれば問題ないだろうと隣のおじ様からアドバイスをもらい、カットしました。
病害虫
基本的には丈夫で病気にかかることも少ないようです。
害虫を見ることもなかったので、安心して育てることができました。
水をやり過ぎると病気になりやすくなるので、水やりを自然に任せていたのが良かったのかもしれません。
収穫
草丈が十分に実ったところで、いつでも収穫ができるようになります。
9月に植付けを行って、1月にはふさふさの状態でしたが、始めて収穫したのは3月下旬でした。
周りの土をスコップでほぐして、真上に引っ張ると、スポットと抜けて収穫できます。
もう少し早く収穫しても良かったと思うくらい、実がしっかりと育ってくれています。
写真は、家に持って帰るために簡単に土を洗い流した後です。
焼くだけ簡単!ちょー美味い!
収穫したエシャレットは生でも食べることができるのですが、焼いたり天ぷらにしたりと火を通しても甘みが増し美味しくなります。
私は、沖縄で島らっきょうを食べた時の感動を味わいたくてエシャレットを育てました。その時食べた島らっきょうは、焼いて塩をさっと振るだけのものでしたが、無茶苦茶美味しかったことを鮮明に覚えています。
家庭でも再現してみました。
上手いのなんの。たまりません。
まとめ:初心者でも簡単手間いらず。
気づいたときに土寄せを行うだけで、余計な手間がいらないので、初心者でも簡単に育てることができます。
また、早く植付けをすれば11月から4月まで長く収穫することができるので、たくさん育てても無駄になりません。
調理も簡単で、わずらわしさが少ないので、ぜひ栽培してみて下さい!
ぜひ、お試しあれ!
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。