ブームとあって、最近、何かにつけて「AI」という人が多い気がします。
「AI」とは、Artificial Intelligenceの略称で、「人工知能」を意味します。
AIをビジネスに活用しようだとか、AIファンドが運用する投資信託が買い!などの謳い文句が多く飛び交い、AIが魔法のようにだけ思えて何者かわからずに飛びついている人も多いのではないでしょうか。
以前、ベストセラーになった、著者 新井紀子さんの「AI vs.教科書が読めない子どもたち」を読みました。
教科書を読めない子どもたちについてはさておき、この本では、AI研究の結果が随所に見られます。
この本を読めば、システムやプログラムに詳しくない人でも、AIなんてただのブームに過ぎず、大したことないんだなぁということがわかるのではないかと思います。
ただ、AIを否定している訳ではありません。
人がこれまで時間をかけて行っていたことでも、ある程度のことはAIを駆使して簡単に行うことができるようになるのは事実です。
ただ、シンギュラリティ(技術的特異点)と言われるように、機械が人を超えるという発想は行き過ぎだと言いたいということです。
AIが人を超えて全ての仕事を奪う!みたいな大げさな言い方をされて、それを信じる人が多いことに違和感を覚えているだけです。
AIは万能ではありません。
そのあたりについては正しい理解を得るべきだと感じています。
古い本ですが、プログラムはなぜ動くのか、は一から仕組みを学ぶにはうってつけの本で、大変勉強になります。
コンピュータの仕組みとAIブームの歴史がわかれば、現状あれこれ言われているAIについても理解が進むかと思います。
AIという名の色んな開発が行われていますので、真偽を見極めながら理解を深めていきたいと思います。