けいたろうの田舎暮らし

日々の体験談や思ったことを綴る、雑記ブログです。

初心者が畑で野菜を栽培して1年。野菜の栽培方法は様々で奥が深い!

はじめに

昨年から、市民農園を借りて畑で野菜の栽培を始めました。

 

それまで農業というものに携わったことがなく、全くの初心者。

知識ゼロの状態からスタートしました。

 

そんな私でも1年経過して、色んな野菜を育てることができました。

野菜を栽培して学んだこと、感じたことをまとめたいと思います。

 

当記事は、1年前の初心者の自分に向けて書いてあるので、これから野菜を育てたい人にもおすすめの記事です。

 

 

 

初心者が野菜作りを始める時の準備

服装

今思えば杞憂に過ぎなかったのですが、当初、「どんな格好で通えば良いのだろう?」「普段着で行ったら浮くのかな?」なんて心配をしていました。

 

中には、形から入りたい!という方もいますよね。

結論を言うと、どんな格好でもOKです。

 

麦わら帽子を被ってバリバリ農家風の方もいらっしゃいますし、アロハシャツのおじさんもいます。

 

必要なアイテムとしては、土や水はね対策に長靴を持っておいた方が良いです。

葉っぱや茎で割とケガや手荒れをすることもあるので、軍手や手袋も必須です。

 

私はスポーツウェアに動きやすいジーンズで通っています。

蚊に刺されたくないので、長袖・長ズボンというのは心がけています。

長靴は作業服の専門店で、手袋は100均で購入したものを1年間使っています。

 

余談ですが、マラソン大会の記念Tシャツを着て行ったら、マラソンについておじさんと話が弾んだこともあったので、まぁ自由です。

 

道具

服装について述べたので重複しますが、長靴と手袋は必須です。

 

市民農園だと、鍬(くわ)やシャベル、ジョウロ、一輪車、ホー、レーキなど道具を豊富に置いていてその場で借りて使うことができるので、農具は不要です。

 

ただ、個人で募集している貸し農園だと、レンタル農具がない場合もあります。

その場合に何が必要かと問われると、平鍬(ひらくわ)を選びます。

 

平鍬(ひらくわ)は畑を耕して野菜を育てるための畝(うね)を作ることもでき、平鍬さえあれば一通りのことができるので、とても優秀です。

 

初めにまとめて農具を購入しても、使わずに放置してしまうことになりかねません。

不便だなぁと感じたタイミングで買い足していくのが望ましいと言えます。

 

野菜作りのコツ

土づくり

野菜作りは土壌が命だと思っています。

土に含まれる栄養、土質による水はけの違いで、全く野菜の育ち方が変わってきます。

 

土づくりは奥が深く1年では試行錯誤ができていません。

元肥(もとごえ)と呼ばれますが、野菜を育てる前にしっかりと土づくりをして野菜の育つ環境を整えてあげることが重要です。

 

そのために、どんな堆肥や石灰、肥料を使うか、調べてみると良いでしょう。

ちなみに私は、極力手間やお金をかけずに育てたいと考えているので、牛糞に苦土石灰、化成肥料を少々といった具合で、多くのものを取り入れずに土づくりをしてきました。

 

 

 

肥料・農薬

土づくりだけでは、途中の生育で限界を迎えます。

途中で肥料を与えて、生育をサポートしてあげる必要があります。追肥(ついひ)です。

 

化成肥料や液肥、他にも追肥の方法はたくさんありますが、追肥をしないと葉や実の育成に影響が出るので、必要不可欠です。

 

初心者の方は、化成肥料があれば十分かと思います。

パッケージにも記載されていますが、窒素(N):リン酸(P):カリ(K)の割合が8:8:8のものが一般的ですね。

 

私も、この1年化成肥料を使ってきました。

 

野菜を知る

野菜の栽培方法を調べていると、生物分類学が記載されていることが多いです。

 

生物分類学というのは、「界・門・綱・目・科・属・種」という学校で習ったものです。

 

例えば、トマト、ピーマン、ナスは全てナス科です。

きゅうり、カボチャ、スイカ、メロンはウリ科です。

 

面白いなぁと感じたのは、分類によって栽培方法や連作障害の年数が割と共通している点が多いということです。

 

ナス科の野菜は連作障害が3~5年ということを知れば、トマトしか育てたことがなくても、ピーマンがナス科と知ったら連作障害もあるなと判断できるようになります。

 

またウリ科の野菜はツルを伸ばして成長していくので、一度かぼちゃを育てたことがあるなら、スイカやメロンも栽培方法が似ているので、割と手間がかからず育てることができそうです。

 

このように、野菜個別の栽培方法を知ることは大事ですが、始めの取っ掛かりとして、

野菜の分類から栽培方法や連作障害の年数などを判断できることも大事ではないでしょうか。

 

恐るべし、生物分類学!!

 

 

 

野菜作りの学び方

本やネットで学ぶ 

何も知らない段階では、本やネットの情報から学ぶのが取っ掛かりやすいのではないでしょうか。

 

以前、紹介したことあるのが「もっと上手に市民農園―4.5坪・45品目 小さな畑をフル活用 (コツのコツシリーズ) 」という著書です。

 

30年間市民農園を経験してきた著者が、わずか4.5坪で45品目も育てる計画やコツを伝授してくれます。

 

 新しい著書としては、こちらもとても参考になります。

 

 

私は、事前の知識収集として図書館で家庭菜園や農業の本を借りて読みました。

個別作物の栽培方法については、都度ネットで調べて色んな情報を見比べてた上で、実践していました。

 

市民農園や貸し農園の仲間から学ぶ

市民農園や貸し農園は、隣や近くの区画に畑仲間がたくさんいます。

挨拶だけで終わらず、野菜作りという共通の話題で色々と情報交換できる仲になるのがおすすめです。

 

同じ土地で同じ設備を使って野菜を栽培しているので、土質や風の吹き方・陽の当たり方などは、初心者にとってとても有益ですし、育てようとしている野菜が同じ作物であれば、真似したり比べながら栽培できるので、その分経験値も上がります。

 

私の場合、まだ30代という年齢からか、「若いのに感心だねぇ」と言って色々と教えてくれる年配者の方が多く、初心者ながらに多くのことを教えて頂きました。

 

最後に

野菜作りは、一概にこうすれば成功するというやり方はありません。

 

地域によって気候や土質など環境が全く異なるので、試行錯誤しながら良い方法を見つけていくしかありません。

 

その試行錯誤を楽しむことが、野菜作りの醍醐味の一つかなとも思います。

 

栽培した野菜の様子は、全部ではないですが農業カテゴリの記事に掲載していますので、良ければご覧ください。

 

初心者の方に、少しでも参考になれば幸いです。