はじめに
レオパレス21の施工不良問題、色んな人に被害が波及しています。
アパートのオーナーや入居者の直接的な被害はもちろん、レオパレス21の株価がストップ安を記録したことで、株を保有している機関投資家や個人投資家も大きな被害を被っています。
そんなレオパレス21の物件には、以前からたくさんの都市伝説が流れているのは有名な話です。
今回、その都市伝説と、実際の施工不良の内容を明らかにした上で、都市伝説が嘘なのか見分けてみたいと思います。
レオパレス物件、施工不備の実態
レオパレス21によると、現在全棟調査を進めています。
調査物件は全部で39,085棟あるとのことですから、日本全国への普及っぷりは目を見張るものがあります。
そんな施工不備物件の中身と影響についてみていきましょう。
界壁不備:遮音性能を満たしていない壁を使っている
使っている壁が、建築基準法にて定められている基準(遮音性能)を満たして満たしていない可能性があります。
これは、本来グラスウールという素材を用いなければならないところ、発泡ウレタンという素材を用いたパネルが施工されたことにより、遮音性能に影響を及ぼしたようです。
耐火性能については、石膏ボード2枚張りで担保されているようです。
外壁不備:認定されたものとは「別」仕様になっている
大臣認定の仕様で施工すべきところ、実際には、全くもって別のパネルを用いた外壁が施工されていました。
界壁と同様外壁についても、本来グラスウールという素材を用いなければならないところ、発泡ウレタンという素材を用いたパネルが施工されていました。さらに、パネルの下地について、本来必要な数を省いて施工していました。
耐火性能について、建築当時の耐火性能実験において、一定の評価を得ているとのこと。
天井部施工不備:延焼を防ぐための耐火基準を満たしていない
2枚張りとした告示仕様ではなく、実際には1枚張りとなっている場合や、2枚張りではあるものの、定められた部材が組み合わさっていない場合があります。
そのため耐火性能について、建築基準法で定められている基準を満たしていません。
レオパレス物件の都市伝説はこちら
レオパレス物件にはたくさんの都市伝説があります。
嘘でしょと思うものやつい笑ってしまうものばかりです。
エアコンが勝手に切れる
チャイムを鳴らしたら同じフロアの人全員出てくる
ティッシュを取る音が聞こえてくる
壁ドンしたら穴が開いた
壁に画鋲を刺したら、隣の部屋から悲鳴がした
隣二部屋を借りたが、2件隣の音が聞こえる
右隣の住人が屁をこいたら、左隣の住人から壁ドンされた
地震が来たと思ったら、隣の住人の貧乏ゆすりだった。
洗濯機を回してたら、地震だと思った住人が全員外に飛び出していった。
スピードラーニングを聞いていたら、棟の全員が英語ペラペラになった。
オシッコを音を立ててすると聞こえる。
テレビを見ていて隣と笑うタイミングが一緒で嫌悪感を味わった。
すかしっ屁の音が聞こえ、臭いもする。
隣の部屋が焼肉をしていて壁伝いに匂いが伝わってきて白飯食った。しかもそれを全室の住人がやっていた。
訪問販売が来ると全員が居留守を使った。
朝6時に目覚まし時計のアラームを掛けておいたら朝6時に全室住人が起きた。
宅配が来ると頼んでもいないのに全室住人が出てきて受け取ろうとした。
私もレオパレス物件に住んでいる知人がいますが、やはり隣人の生活音は非常に気になりかなりストレスだとのことです。
まとめ
施工不備の内容を見ると、防音性能がぺらっぺら、壁の厚みもぺらっぺらという不備内容であることがわかりました。
エアコンが勝手に切れるのは仕様の問題のようですが、それ以外は音に関する都市伝説、壁の薄さに関する都市伝説です。
匂いに関する都市伝説もありますが、あながち間違いではないのではないでしょうか。
施工不備内容については事実を記載しておりますが、とはいえ都市伝説については半分ネタ程度で理解しておくのが良さそうです。
最後に
賃貸物件もそうですが、住む家やマンション・土地選びは本当に重要です。
一度住み始めると次に移るのには大きな費用とエネルギーが必要なことが多いです。
後悔しないよう、正しい知識と判断力を鍛えていくのが、一番の近道と言えるのではないでしょうか。
以下の記事にも、土地やマンション・一戸建て選びの際に重要なポイントをまとめています。少しでも役に立てば幸いです。