けいたろうの田舎暮らし

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マンション・一戸建ての土地選びで考えるべきポイント~立地・周辺環境編~

マンション・一戸建ての土地選びで考えるべきポイント~立地・周辺環境編~

はじめに

毎日の生活を快適に暮らし続けるには、居住環境は非常に重要です。

住み始めてから、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しても後の祭りです。

 

「不動産は立地が9割」と言われる程、立地や周辺環境が不動産の資産価値を左右します。では、具体的にどのような立地が望ましいのでしょうか。

 

今回は、居住環境を左右する立地と周辺環境の面から事前に考えるべき事柄について紹介します。

 

 

利便性は大事!

どのような環境を好むか人によって異なりますが、自分に合った利便性の良い環境を選ぶことはとても大事です。

 

不動産情報サイトを見たことがある人は多いかと思います。掲載されている物件情報詳細に記載されているような生活の利便性を左右する周辺環境は、ざっと、以下の様なものが挙げられます。

 

スーパー、コンビニ、ドラッグストア、病院、

飲食店、ショッピングモール、百貨店

保育園、幼稚園、小学校、中学校、公園

銀行、郵便局、区役所や市役所、町村役場

駅、バス停、新幹線、空港

 

不動産情報サイトの物件情報に記載されるだけあって、不動産価格にも直結するので、とてもわかりやすい指標です。

 

家族構成や生活スタイルにより求めるものも変わってきますので、今後の生活をイメージしながら、どのような環境が便利か、まずはイメージしましょう。

 

周辺環境をイメージした上で、便利なだけではない負の側面についても触れていきたいと思います。

 

利便性に潜む負の側面(デメリット)に気付こう

利便性の良い環境は、便利なことばかりではありません。

便利な分、人や車が多く集まるので、騒音や灯りが気になったりゴミや汚れの増加にも繋がります。

 

では、どんな環境の場合どんな負の側面が考えられるでしょうか。

 

デメリット①:騒音

幹線道路沿い

車通りの多い幹線道路では、夜中でも一定量の車が走ります。夜寝ている時に、エンジンをふかしながらバイクが走ったりしますし、物流ルートとしてトラックもたくさん通ります。

大通りから一つ中の通りに入るだけでも、音はだいぶ変わってきますので、幹線道路のような大通り沿いには注意が必要です。

 

24時間営業の店がある

コンビニやスーパー、飲食店等、24時間営業の店は多いですが、やはり車や人が集まります。若者がたむろすることも多いです。

エンジン音や人の話し声などが、夜中でも遠慮無しに聞こえてきますので、要注意です。

 

消防署、大きな病院がある

パトカーや消防車、救急車のサイレンはかなり響きます。

消防署が近くにあると、夜でもお構いなしに出動しサイレンが鳴りますので、出動する度に大きな音が響き渡ります。搬送先になる大きな病院が近くにある場合でも、救急車がひっきりなしに来ると音に悩まされることになります。

消防署や病院の位置はもちろん、良く消防車や救急車が通る道路を把握しておくことはとても重要です。

 

保育園、幼稚園、学校がある

園庭や運動場で遊ぶ子供の声や、授業の様子が聞こえてきます。チャイムの音も毎日聞こえてきます。日中、家で過ごすことが多い方には、とても重要です。

 

公園がある

小さな子供を連れて遊ぶ親子や、ペットを散歩に連れてくるので、話し声や鳴き声が聞こえます。夜、若者がたむろしたり、酔っ払いのサラリーマンがベンチで休んだりと、良くない使い方をして大声を発することもあるので、注意が必要です。

 

駅、バス停、新幹線、空港がある

昼は乗り物の音が気になることが多いかもしれません。駅や線路沿いだと、夜中、終電の時間を過ぎても貨物列車は頻繁に通過します。地形・地盤状況など場所によって乗り物の音が響きやすいこともあるので、注意です。

 

デメリット②:明るさ

24時間営業の店がある

パチンコ店は夜遅くまで煌々と輝くように明るいことが多いです。また、24時間営業の店があると寝静まった夜中でもずっと灯りが点いています。

1級遮光カーテンなどで遮れば問題ありませんが、窓を開けて風通しを良くして寝たいと思っても眩しくて寝れないといったことになります。

 

上り坂や下り坂が多い

坂が多い道路では、車が上下に揺られながら走ります。夜中、ライトを点けた状態で揺れると懐中電灯を振り回したかのように色んな方向に灯りを散らします。

 

高台やアップダウンの多い住宅街に住んでいると、車のライトがチラチラ入り込むことが多くなります。また、マンションに住んでいても低層階や中層階であればライトは入り込んで来ます。

 

意外と盲点なのですが、車通りが多い住宅街や抜け道になっているような道路では、夜中気になって眠れないなんてことにもなりかねませんので、注意が必要です。

 

デメリット③:汚れ、衛生環境

町工場やトラックの出入りが多い

幹線道路等の車通りが多いと、ガソリン車による公害や空気汚染の影響があります。ですが最近では排出ガス規制によりエコカーが増えてきましたし、電気自動車もこれから一定数普及していくと考えれば、環境汚染はひと昔前の話じゃないかと思います。

 

それよりも、物流ルートとして通るトラックが多い方が、環境汚染に影響するので注意です。最近では環境性能の良いトラックも増え、導入にあたって補助金も用意されているようですが、事業用トラックの大半がディーゼル車のため、まだまだ環境への負荷が大きいと言えます。

 

家が塀や木々に囲まれている

家が高い塀や山々に囲まれている場合には、日当たりが悪くなるのですぐに気づくことができますが、低い塀や木々に囲まれている場合でも注意する点があります。

 

何かに囲まれている環境では風が抜けていきません。風が抜けないということは、落ち葉やゴミが集まりやすくなります。まめに掃除すれば問題ないかもしれませんが、手間になります。風が抜けないと溜まった雨水も乾きにくいので、落ち葉やゴミが残っていると虫が住み着くようになります。

 

虫が住み着くになると、その虫を捕食するために、色々な虫が集まってきますので、虫嫌いな人は注意が必要です。

 

飲食店が多い、自然が多い

こちらも虫に関係するのですが、飲食店が多い地域や畑や田んぼ、山などの自然が多い環境では虫が多く住み着きます。

 

田舎だと安い家賃で暮らせるということで地方移住が流行っていますが、都会と比べて虫や動物が多いため、駆除費用がばかになりません。田舎特有の問題であまり気づきにくいため、注意して下さい。もちろん、都会だからオッケーという訳ではなく、飲食店が多い地域ではゴキブリやネズミが住み着きますので注意です。

 

最後に

利便性にばかり目が行きがちですが、盲点となりそうなデメリットについて、体験したものを中心に挙げていきました。

購入した後、住み始めた後になって後悔してもらいたくないので、少しでも参考になれば幸いです。

 

また、関連記事として、地形・地盤面から、マンション・一戸建ての土地選びで考えるべきことについても紹介しています。後悔しないため、ぜひともご覧頂けると幸いです。

keitalog.hatenablog.com

 

 みなさん、満足の行く土地選びができますように!