はじめに
市民農園での栽培記録です。
春夏にチャレンジしていたミニトマトの栽培に大失敗してしまったので、早めに撤収して、秋冬野菜に最適なターサイ(タァツァイ)を育てました。
初心者でも育てやすく、葉っぱだけでなく花芽まで食べて楽しむことができるターサイ(タァツァイ)の、栽培方法から調理の様子までを紹介します。
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。
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ターサイの基本情報
タアサイ、塌菜、ターサイなど、呼び名がたくさんあります。
今回購入した種は、タァツァイという呼び名です。
※以降、ターサイで統一します。
写真を撮り忘れていたのですが、今回購入した種はサカタのタネです。
栽培方法・栽培記録
土作り・肥料
ターサイの前はミニトマトを栽培していたので、ざんさ(根や葉っぱなどの残りかす)を取り除くためにしっかりと耕します。
過去の作物の影響を受けないために「天地返し」と言って土の上下を入れ替える作業をするのがベストなのですが、手作業ではかなりの重労働なので、できるだけ耕すことで土が上下に混ざるようにしました。
牛糞たっぷりと、鶏糞をそこそこ、化成肥料も全体的に、あとはpH調整のための苦土石灰をまいて、かき混ぜました。
そのまま畝を立てて、種まきまで2週間くらい待ちます。
種播き
ターサイは春夏の暖かい時期に育てると葉っぱが上に向かって伸びていきますが(立型)、秋冬の寒い時期に育てると横に伸びていきます(伏型)。
春夏であれば3列も可能ですが、秋冬ということで2列で種を条播きしました。
発芽して育ってきたら、間引いて間隔を調整します。
写真は、種を播き水をやった後です。
間引き
ターサイが発芽したら、葉の成長に合わせて順次間引きます。
発芽が揃ったら3本立ち、本葉2~3枚の頃に2本立ち、本葉5~6枚の頃に1本立ちというように、こまめに管理して間引いていく方が、残っている芽が成長しやすく最適です。
市民農園では秋冬の期間は閉園が早いので、夏と比べて仕事終わりに立ち寄れないことが多くなりました。
なので私は、本葉5~6枚になったタイミングで一気に間引きました。
※雑草の手入れが間に合っておらず、少し見苦しいですが、温かく見守って下さい。。
水やり
種播きの時はジョウロを使って水をあげましたが、それ以降は自然に任せる形で、水やりはしませんでした。
生育初期はこまめに水をあげるのが良いのですが、幸い秋雨がこまめに降ってくれて、水やりの手間を省くことができました。
病害虫
病気や害虫の被害には遭いにくいのがターサイの特徴ですが、葉物野菜というだけあって、若葉は美味しいのか、生育初期はけっこう食べられていました。
写真を見てもわかるように、葉っぱが食べられたり穴が開いたりしてまばらですね。。
害虫はアブラムシや、アブラナ科の野菜を好んで食べるコナガが発生するようです。
不織布や寒冷紗も必要かと悩みましたが、手間が大きいので採用しませんでした。
でもターサイは丈夫なので大丈夫です!
収穫時の写真を見て頂くとわかりますが、結果的には丈夫に育ってくれたのでいらないと思います。
追肥
2週間に1回くらいのペースで追肥するのが良いようですが、あまり追肥しすぎると害虫が発生し、害虫対策の手間もかかってきます。
私の場合、土づくりをしっかりやっていたので、追肥しなくても立派に育ちました。
下の葉っぱが黄色くなった時が追肥の合図ですので、足りなくなったらあげるという形で追肥していくのをおすすめします。
収穫(葉っぱ)
横に広がるようにして大きく成長してくれました。
青々としていて、害虫被害もほとんどなく成長してくれました。
ここまで放置せずとも、収穫はできます。
根から掘り起こして、丸ごと収穫することができますし、また、下の葉っぱからちぎるようにして収穫することもできます。
こまめに収穫する方が、行ったときに食べたい分だけ収穫できて長く楽しめます。
収穫したターサイの葉は、中華野菜だけに炒め物として利用しても良いですし、お浸しや鍋の一品として利用することもでき、万能です。
収穫(花芽)
ターサイというと葉っぱの栽培・収穫が一般的ですが、そのまま放置していると咲く花の芽も食べることができます。
その様子がこちら。
暖かくなり、にょきにょきと芽を伸ばしてきました。
花開くと、このようになります。
だいぶ放置していたこともあり一気に花開いています。
3月初旬ですが、花に蜂が止まっていて春の訪れを感じました。
ターサイの花芽を調理
収穫した花芽は食べることができます。
葉っぱも食べれると思いますが、あまり一般的ではなさそうだったので、ある程度の葉っぱを取って調理しました。
茹でると青々しさが際立ちます。
見た目や食感は、ブロッコリーやスティックセニョールに似ています。
味も、塩ゆでするだけで甘みがあり、美味しく食べることができました。マヨネーズをつけて食べても美味しくなります。
霜にも強く神秘的な光景!
冬には霜が降りますが、ターサイは寒さに強く霜にも負けません。
それどころか、霜に当たると甘さが増すようですので、寒冷紗を使わず寒さに当ててあげる方が美味しく育てることができるかもしれません。
ちなみに、霜に当たっているターサイはとても美しく神秘的でした。(写真では伝わりにくいかもしれません。。)
まとめ:初心者でも育てやすく葉物野菜栽培の入門に最適
ターサイは初心者でも育てやすく、ほぼ1年中栽培することができます。
一つの畝を使って大量に栽培しましたが、自家消費して近所に配っても間に合わないくらい成長し、たくさん収穫できました。
調理の方法も多用で、栄養も満点。
葉物野菜は害虫被害が多く育てるのが難しいイメージもありますが、ターサイは簡単に育てることができるので、葉物野菜栽培の入門として選ぶのに最適です。
万能野菜のターサイ栽培、ぜひお試しあれ!
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。
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