はじめに
仕事でWindows 10を使用しています。
毎日のようにPDFを使用しているのですが、一日のはじめにPDFを開く時に、「応答なし」と表示され、いつも固まってしまいます。
アップデートが原因とのことで、対策した結果、PDFの初回起動時もサクサクと動くようになりましたので、対策のやり方について残しておきます。
重くなる不具合の内容、原因と対策
PDF初回起動時に固まる
冒頭でも述べたように、PCを起動してから初めてPDFファイルを開く時に、固まります。
一度開くことができれば、次にPDFファイルを開く際は特に問題なく開くことができます。
アップデートが不具合の原因
2018年10月2日にアップデートがありましたが、不具合が生じるのは、これ以降のバージョンのようです。
ホームタブにて「最近使用したファイル」というのを見ることができますが、アップデート後、こちらにサムネイルが表示されるようになりました。
このサムネイルはAdobe Acrobat Reader DCの「ConnectorIcons」フォルダに蓄積されています。PDF起動時にこのサムネイルを読み込みしている為、重くなっていたのです。
設定変更しても効果なし
サムネイルの蓄積数については、設定することができます。
メニューバーから、編集 > 環境設定 を選ぶと、環境設定ウインドウが開きます。その中の 文書 を選択すると、「最近使用した文書にリストする数」を調整できます。
ですが!
この設定数、実は機能していません。
100と設定していても200、300と次々にサムネイルが蓄積される仕様になっているようです。
その為、「最近使用したファイル」に表示されているファイルを全て削除したとしても、100のファイルは削除されますが、超えているファイルは残り続けます。
対策1:フォルダ内のサムネイルを削除
Adobe Acrobat Reader DCからは蓄積されたサムネイルを全て削除することはできないため、データフォルダから直接削除します。
エクスプローラーを開いて、以下のアドレスをコピー、アドレスバーへ貼り付けしてフォルダへ移動して下さい。
サムネイルがたくさん保存されているかと思います。
フォルダ内のサムネイルを日付順に並び替えると、見事に2018年10月2日から現在までのファイルが蓄積されていました。大量です。
ゴミ箱へ葬り去りましょう。
対策2:フォルダへのサムネイルの書き込みを拒否
削除しても、PDFファイルを開くたびに次々とサムネイルが蓄積されていきます。
定期的に削除するのも手間になりますので、フォルダへサムネイルが蓄積されないようフォルダへの書き込みを禁止します。
方法は、対策1で開いた「ConnectorIcons」フォルダ内で右クリック>プロパティをクリックするとプロパティウインドウが開きます。
セキュリティタブ内の「編集」をクリック、現在ログインしているユーザーを選択して下さい。
書き込みの拒否にチェックを入れると設定完了です。
パソコン自体が重い場合はメモリ増設で解決!
対策を行っても、パソコン自体が重ければPDFファイルの閲覧にも影響が出ます。
Windows10では、起動時や自動アップデートによりディスク使用率が100%になる不具合も多くみられます。
私の場合、メモリ増設で解決できました。
パソコンの動作が気になる方は、Windows10が重い!ディスク100%が治らない原因はメモリ不足にありました。増設して解決。もご覧ください。
最後に
今回はWindows 10での事例でしたが、Windows 7などの端末でも不具合は発生しているようです。
パソコンを快適な環境にして、ストレスなく使用できるよう心掛けたいものです。
少しでも役に立てば幸いです。
ぜひ、お試しあれ!
P.S.参考にさせて頂いた記事はこちらです。ありがとうございました!