はじめに
市民農園での栽培記録です。
今回は、栽培が簡単で栄養満点な空心菜の、直播き栽培の場合の種撒きから収穫までの栽培方法や育て方について紹介します。
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。
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空心菜の基本情報
ヒルガオ科サツマイモ属、東南アジア原産の野菜です。
茎が空洞になっていることが由来で、空心菜(空芯菜)と呼ばれています。
空心菜(クウシンサイ)という呼び名は登録商標で、一般には使用できないようです。
そのためホームセンター等に置いている種は、ヨウサイ(蕹菜)、エンサイ(蓊菜)、エンツァイ(甕菜)と別名で売られていることが多いです。
栽培記録
土作り・肥料
畑全体を牛糞と鶏糞を混ぜて耕運しました。
土づくりは奥が深そうなのであまり深入りせずに最低限?の元肥で耕してみました。
pHは6.0〜7.0が目安のようです。
耕運・畝立ての様子はこちら。
種播き
育苗してから植え付けるというやり方もありますが、手間をできるだけかけたくなかったので、畑に直播きしました。
幅80cmほどの畝に、株間30cm、3列の条播きです。
購入した種はこちら。
種まきから1週間でしっかり発芽しました。
芽として姿を現すととても嬉しいですね。
種まきから21日後。しっかりと生えてくれています。
種まきから22日後、本葉が4~5枚になったくらいが目安ですが、育ちの良い太い苗を残して間引きを実施。
乾燥防止に敷き藁が良いとのことで、代わりにとうもろこしの葉を敷きました。
この葉っぱの枚数だと保湿できるほど足りず、気休めに過ぎませんが・・・
雨の影響か、種まきから24日目に根が見えて苗が斜めに傾いている株がありました。
土寄せして難を逃れます。
収穫
その5日後の種まきから29日目、待望の初収穫です。
摘芯が目的なので量は少ないですが、新鮮な空心菜が採れました。
摘芯を行って以降は、わき芽をどんどん刈っていくことで収穫できます。
20~30cmくらいが目安ですが、新鮮で茎が柔らかい内に収穫しても問題ありません。
放っておくとどんどん太く長く成長し、茎も固くなってくるので早い方が望ましいです。
水やり
空心菜は夏野菜なので高温で湿った環境を好みます。
今年は酷暑続きで雨が少なかったので、毎日もしくは一日置きの水やりは欠かせませんでした。
ただ、いくらじょうろでたっぷり水をやっても、土の深くまで水はしみ込まないんですね。恵みの雨が降った翌日は、見違えるほどふさふさに生い茂っていたので、雨の力は凄いと感じました。
この通り。ふっさふさ。
追肥
月に2回くらいのペースで化成肥料を施しました。
基本的にぐんぐん成長していくので、成長が遅くなったかな?と感じたタイミングで施す程度で大丈夫じゃないかなと思います。
病害虫
収穫したものの中には、葉っぱに穴が開いているものがちらほら見られましたが、育てている中で、これといった害虫を見たり被害に遭うことはありませんでした。
全株、病気にもかからずすくすくと育ってくれました。
まとめ
空心菜は炒めても茹でても美味しく食べることができ、しかも栄養満点の万能野菜です。連作もなく、栽培も調理も簡単なので、毎年育てていくつもりです。
ちなみに、キュウソネコカミというロックバンドも、「空心菜」という曲で、素材の良さを絶賛していますので、興味ある方はぜひ。
これまでに栽培した野菜の栽培記録はこちら。
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