レオパレス21の実態～建築基準法違反の疑いから見る～

はじめに

副業や不労所得を得る方法としてマンションやアパートの大家になるということを考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

不動産経営で今話題になっているのが、株式会社レオパレス21の建築基準法違反の疑いがあるというニュースです。

要点としては、レオパレス21の施工物件において、延焼防止や遮音の為に天井裏等に設置が必要な「界壁」と呼ぶ仕切り壁が、未設置ないし施工が不十分であるものが発見されたというものです。

家具・家電付き賃貸物件として、日本全国に圧倒的な数を誇るのがレオパレス21のアパート。

大家に建てさせたアパートをレオパレス21が一括で借上げ、家賃保証を行うという営業手法でこれまで数十年間に渡って成長し続けています。

借り手にとってみれば、仲介手数料無料の物件もありお財布に優しく、また最近の物件でも壁紙無料変更、インターネット付、防犯カメラ、ALSOK付、オートロック、宅配BOX等の嬉しい対応や設備があるのも、メリットが多く人気の要因ではないでしょうか。

つい最近、私も家具・家電付き賃貸物件に興味がありレオパレス21の物件について調査したのですが、メリットが多い反面、実際に住んでいる人の評判はすこぶる悪いことが判りました。

一番多いのは、壁と床がものすごく薄く、騒音問題やストレスが多いこと。

ドアを閉める音、洗濯機の音、電子レンジの音などの生活音が聞こえるのは当たり前で、デリケートなところだといびきが聞こえてくるのだから驚きです。

下の階の部屋が暖房を入れると、上の階の人は床暖房になるという話や、さらには、来客時のチャイムが鳴ると、同じフロアの人が全員出てくるという噂まで拡がっている有様。

まるで都市伝説のような話ですが、今回発覚した疑いは、この評判を物語っているというか裏付けているというか。。。レオパレス21では対象物件を調査中とのことですが、実態が明るみになるのも時間の問題ではないかと感じます。

ちなみに他にも、キッチンの電気コンロの性能が悪くて、数分待たないと熱くならないしパワーもないことや、無料のインターネットは遅くて使い物にならない、退去時に沢山お金がかかるといった評判もあります。

あまりにも酷い評判が多い中で、事業を継続できていたのが不思議なくらいなのですが、レオパレス21はゴリゴリの営業が武器とのことで、遊休土地の活用で悩んでいる地主なんかはまんまと乗せられてアパートを建てていることも多いんじゃないかと感じます。

今回、物件オーナー側からの指摘を受けて発覚したということですが、これまで発覚しなかったのが不思議なくらいです。

自分で考えたり調べたりする癖は普段からしっかりと持つべきだなと、改めて感じたのでした。

追記：その後、関連記事を追加しましたので、ご覧ください！